2013.09.24 人事デューデリジェンス。タワーズワトソンのニュースレターで紹介。
デューデリジェンスと言えば、財務、ビジネス、法務などのデューデリジェンスが一般的に思い浮かべられるが、タワーズワトソンのNewsletter 2013年9月号で、人事デューデリが紹介されているので注目したい。
ニュースレターでは片桐一郎氏が解説しおり、「従来の人事デューデリジェンス(HRDD)は、退職債務の額や労使問題などのチェックが主体でリスクや問題がないかを確認する「受け身」のものが多い」と解説。一方「これからはこのようなチェックにとどまらず、PMIをにらんだ「能動的」なHRDDが必要となろう」としている。
能動的な人事デューデリというのは、上述の労務・労使の問題を超え、PMIの課題の把握、PMIでの人材マネジメントの自由度と必要インフラを確認。その結果、統合後に適切なリーダーを配置して、統合計画に沿った人材マネジメントを実行。統合価値を出すための事前チェックであるという。
この例を、ブリジストンの1988年ファイヤーストーン社の買収、日立製作所のIBMからハードディスク事業の譲渡、JTによる2007年に英ギャラハーの買収等を例に挙げ、それぞれの買収がどうだったか?を解説しているとても興味深いものになっている。詳しくは以下をご覧頂きたい。