2017.01.22 アーサー・D・リトル(Arthur D. Little)の概要
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特徴
- 1886年に設立。125年以上の歴史を持つ世界最初の戦略コンサルティングファーム。
- マサチューセッツ工科大学のアーサー・D・リトル博士により、「学問的な研究から得られる『科学』が将来ビジネスに応用され、社会や産業に大きな恩恵を与えるに違いない」というビジョンの元、設立された。
- 「Side-by-side」というコンセプトを掲げ、クライアントの真の革新実現を目指し、提言に加えその実行支援も自社の果たすべき極めて大きな役割としている。常に顧客とともにあり、「腹に落ちる」成果の提供を追及する。
- 他にもR&Dマネジメントの観点から「経営と技術の融合」、組織改革の観点から「人と組織環境の開発」というコンセプトを掲げる。
- 近年の技術革新により大きく市場が変化し、従来とは異なる環境下での事業展開を強いられるクライアント企業に対し、市場変革のドライバーや梃子となる技術を見抜き、「変革を促すファシリテータ」としてのコンサルティングを目指す。
出典:同社WEBサイト
展開サービス領域
- グローバルに事業を展開しているクライアント企業が直面する、様々な経営課題を対象に、機能別領域と産業別領域のそれぞれで豊富な知見を持つプロフェッショナルがサービスを提供。
- 機能別には、事業戦略・ビジョン策定、組織(制度/風土)・人材改革、事業再生・デューデリジェンス、オペレーション・業務改革、製造・物流革新、技術・イノベーションマネジメント、知的財産マネジメント、企業財務、サステイナビリティ・リスクマネジメントの領域で事業を展開。
- 産業別には、自動車、化学・素材(金属/紙/パルプ)、半導体・電子部品/デバイス、環境・エネルギー、コンシューマエレクトロニクス、医薬・ヘルスケア、機械(産機/工機/建機/農機)、通信・ITサービス、飲食/飲料・他消費財、金融・プライベートエクイティ、流通・サービス、交通・運輸、政府・公共機関の領域でサービスを展開している。
組織・事業規模
- アーサー・D・リトル社(Arthur D. Little)は、ベルギーの首都ブリュッセルの本社を始め、世界24ヶ国35の主要都市に拠点を構える。
- ビジネス誌フォーチュンが発表する上位1000社の多くに加え、大手コンサルファームや公共機関にもサービスを提供している。
- 日本では、東京都汐留のアーサー・D・リトル・ジャパン株式会社を拠点に事業を展開。世界の重要拠点の一つとして、53名のスタッフと共に、日本国内の一部上場企業や外資企業を始め、大手企業のトップマネジメントに対して、多様な経営コンサルティングサービスを提供。
歴史
- 1886年、マサチューセッツ工科大学のアーサー・D・リトル博士により、世界最初の民間受託研究機関としてマサチューセッツ工科大学のキャンパス内に設立。
- 設立当初は技術開発の委託研究を中心に活動。1911年、アーサー・D・リトル(当時のLittle&Walker)は、General Motors初の中央研究所設立の支援を実施し、このプロジェクトを皮切りに、マネジメントコンサルティングの領域へと活動を拡大。
- 1909年、社名をArthur D. Little Inc.に改称。技術知見の高いプロフェッショナルスタッフ22名と共に、株式会社として再始動。
- 1978年、東京の拠点として、アーサー・D・リトル・ジャパン株式会社(Arthur D. Little Japan, Inc.)を設立。
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