コンサルグファームを卒業後に「起業」にチャレンジしている人は多い。
本特集「コンサルティングファームを経た起業家たち」では、コンサル出身の起業家を詳細に紹介します

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上村一行氏のプロフィール

コンサルやスタートアップ企業への参画を経て起業

アイアンドシー・クルーズ上村一行氏

アイアンドシー・クルーズ創業者の上村一行氏は1977年、福岡県生まれ。2002年4月、デロイト・トーマツ・コンサルティング（現在はアビームコンサルティング株式会社として独立）に新卒入社。2005年2月に当時スタートアップ企業であった、コンサルティングやヒューマンリソース事業を展開するジェイブレイン社に参画。執行役員を経て2008年に退社。

同年、株式会社アイアンドシー・クルーズ（以下アイアンドシー・クルーズ）を設立、代表取締役に就任。同社には上村氏と同じくジェイブレイン社での経歴を持つ、佐藤真治氏も取締役として参画している。

出典：同社WEBサイト https://www.iacc.co.jp/

アイアンドシー・クルーズ社のサービス

エネルギー、住宅リフォーム、自動車。多様な領域で人々の暮らしをより良く

上村一行氏が設立したアイアンドシー・クルーズ社は、人々の暮らしをより良くするサービスを、太陽光発電/エネルギー領域、リフォーム/住生活領域、自動車領域などを主軸に展開している。

太陽光発電/エネルギー事業では、太陽光発電システム比較検討メディア「グリーンエネルギーナビ」を運用。住宅用または産業用の太陽光発電の設置や、投資としての太陽光発電所の購入を検討するユーザーに、最適な販売会社をマッチングしている。また、ガス料金比較サイト「enepi（エネピ）」の運用や、太陽光発電の販売施工会社に対する太陽光発電システムを中心とした各種関連商材の販売も実施。

リフォーム/住生活事業では、リフォーム会社比較検討メディア「リショップナビ」でリフォーム実施検討中のユーザーとリフォーム会社のマッチングサービスを提供。また、リノベーションを検討中のユーザーに向けた「リショップナビリノベーション」も運営。

自動車/その他事業では、自動車情報に特化したキュレーションメディア「CarMe」などを運営している。

https://www.iacc.co.jp/

資金調達状況・事業拡大に向けての動き

順調な資金調達。シリコンバレーのVCへ約2億円の第三者割当増資も

アイアンドシー・クルーズは、サムライインキュベート、環境エネルギー投資、Fenox Venture Capitalより3回にわたって資金を調達。

2010年1月にサムライインキュベートへの第三者割当増資により資本金を約1800万円に、また2010年6月には株式会社環境エネルギー投資への第三者割当増資により、資本金4500万円に増資。2015年2月には太陽光発電市場の成長が続く米国で、豊富なネットワークとベンチャー投資実績を持つ、シリコンバレー拠点のFenox Venture Capitalへ約2億円の第三者割当増資を実施。今後の事業展開の加速を目指すという。