2022.11.18 DXテクノロジー事例|週刊DXニュース(2022年11月号No.2)
DX(デジタルトランスフォーメーション)事例をテクノロジー視点でご紹介する「週刊DXニュース」。今回は、「DX×AI」や「DX×メタバース」、「DX×5G」、「DX×IoT」をキーワードに、11/1~11/7に発表されたニュースをまとめてご紹介します。DX・テクノロジーのトレンドに関心がある方は、ぜひご一読ください。
目次
・DX事例|AI
- 「人と分かり合えるAI」を活用したCIマイクロモビリティとは
- 顔認証AIによって無人店舗の来訪者分析が可能に
・DX事例|メタバース
- メタバース空間の住宅展示場|モデルハウスの在り方に与える影響とは
・DX事例|5G
- 富士通、データセンターの設備点検作業にローカル5Gを活用
・DX事例 | IoT
- 郵便が届いたらスマホに通知する「IoT郵便受けキット」が販売開始
DX事例|AI
DX×AI事例に関して、11/1~11/7に発表されたニュースを3点ご紹介します。
「人と分かり合えるAI」を活用したCIマイクロモビリティとは
ホンダは、独自開発した協調人工知能「Honda CI」を活用した「Honda CIマイクロモビリティ」技術を公開しました。リアルタイム道路構造理解機能や走行マップ高速変換、人・環境協調行動計画機能などが活用されており、移動と暮らしの進化、交通事故ゼロを目指します。意図が理解できるAIによって、より住みやすい街やモビリティの実現に期待が高まります。
人と分かり合える独自のAI、協調人工知能「Honda CI」を活用したCIマイクロモビリティ技術を公開
顔認証AIによって無人店舗の来訪者分析が可能に
トリプルアイズが、同社の画像認識プラットフォーム・AIZEを活用し、道の駅うつのみやの無人店舗の来訪者調査を行います。従来、購入者の属性を把握することは可能でしたが、それ以外の来訪者を把握することは無人店舗における課題の一つでした。顔認証AIによって来訪者の属性を分析。より精緻なマーケティング戦略の立案が可能となります。スマートストアなど、近年広がりを見せる無人店舗向けソリューションとして、注目のトピックです。
トリプルアイズの顔認証AIが無人店舗における課題を解決「うつのみや ろまんちっく村」のスマートストアにて
DX事例|メタバース
ここからは、メタバースを活用した事例をご紹介します。
メタバース空間の住宅展示場|モデルハウスの在り方に与える影響とは
クリーク・アンド・リバー社が、メタバース空間上の住宅展示場プラットフォーム「超建築メタバース」を提供開始します。「すぐにつかえるメタバース」をコンセプトに、一級建築士が実際の建築データを活用して設計・開発。ハウスメーカーやデベロッパーでの導入が進んでいます。新しいモデルハウスのあり方として、今後浸透していくのか目が離せません。
一級建築士と設計「すぐにつかえるメタバース」の住宅展示場 C&R社「超建築メタバース」が本格始動 ~ 「XR EXPO®」のノウハウ基に開発、すでに今秋の展示会などで活用 ~
DX事例|5G
次に、5Gを活用した事例のご紹介です。
富士通、データセンターの設備点検作業にローカル5Gを活用
富士通が、自社の横浜データセンターにおける設備点検作業にローカル5Gなどを活用。安定稼働と運用の自動化を目指す実証実験を行います。4Kカメラ搭載のロボットからの情報をローカル5Gで伝送し、AIによって機器の異常の早期発見ができる仕組みの構築を行います。5G環境が企業で実用化が進んでいることが分かるニュースです。
ローカル5Gを活用したデータセンターの安定稼働と運用自動化に向けた実証実験について
DX事例|IoT
最後に、IoTに関する最新の事例のご紹介です。
郵便が届いたらスマホに通知する「IoT郵便受けキット」が販売開始
スイッチサイエンスが、郵便受けへの投函をスマートフォンに通知するIoTデバイスの作成キットである「IoT郵便受けキット」を販売開始しました。郵便受けに取り付けた傾倒スイッチによって、投函を判断し、スマホへ情報送信することができます。IoTの身近な活用例に関心のある方はぜひご一読ください。
スイッチサイエンス、郵便受けへの投函情報をスマホに通知するデバイス作成キット「IoT郵便受けキット」を2022年11月1日販売開始
まとめ
今回は、DX・テクノロジー事例について、「DX×AI」、「DX×メタバース」、「DX×5G」、「DX×IoT」に関するニュース(11/1~11/7)をご紹介しました。DXの取り組みは今後ますます加速していくことが予想されます。こちらのコーナーを通して、今後も皆様にいち早く情報をお届けできればと思います。