2022.05.23 DXテクノロジー事例|週刊DXニュース(2022年5月号No.3)
DX(デジタルトランスフォーメーション)事例をテクノロジー視点でご紹介する「週刊DXニュース」。今回は、「DX×AI」や「DX×メタバース」、「DX×ブロックチェーン」をキーワードに、5/10~5/16に発表されたニュースをまとめてご紹介します。DX・テクノロジーのトレンドに関心がある方は、ぜひご一読ください。
2022年5月号No.3
目次
・DX事例|AI
- AIで茶葉の最適な収穫時期を判断し、持続性向上へ
- AI人材育成に向け、経産省がデータ付き教材を提供開始
- 生活者の不満を解析できる「不満ファインダー」とは?
・DX事例|メタバース
- Web3.0型時代に合わせたメタバースにおける新たな保険商品とは?
・DX事例|ブロックチェーン
- ブロックチェーン管理を意識せず簡単にアプリケーション作成が可能に
DX事例|AI
DX×AI事例に関して、5/10~5/16に発表されたニュースを3点ご紹介します。
AIで茶葉の最適な収穫時期を判断し、持続性向上へ
富士通と伊藤園が共同で、AI画像解析によって茶葉の最適な収穫時期を判断する技術を開発しました。高齢化や後継者不足が深刻化する中、茶農業への参入をより簡単にし、持続性の向上を目指します。農業×テクノロジーに関心のある方は、ぜひご一読ください。
伊藤園と富士通、AI画像解析による茶葉の摘採時期判断技術を開発
AI人材育成に向け、経産省がデータ付き教材を提供開始
経済産業省が企業のAI活用のニーズを調査し、優先度の高い業種や工程をテーマとしたAI人材育成のための教材を提供します。本教材では、実践的なスキルを保有する人材育成を目指し、実際の企業のAI実装を疑似経験学習できる内容になっているようです。AI人材の育成に携わる方は、ぜひチェックしてみてください。
実践的なAI人材育成のためのデータ付き教材の提供を開始します。 (METI/経済産業省)
生活者の不満を解析できる「不満ファインダー」とは?
機械学習や自然言語処理などのAIを活用したデータ解析を行うInsight Techが、既存の商品やサービスの改善に役立つツール「不満ファインダー」を提供開始しました。生活者が抱える不満を「不満ビッグデータ」として解析し、企業に提供します。本ツールによって、利用者の声がより数理的に分析され、企業はより良い改善を行うことができるのではないでしょうか。
最新の「不満ビッグデータ」をいつでも自由に検索・解析し、生活者発想で次の「答え」を見つける「不満ファインダー」をリリース
DX事例|メタバース
ここからは、メタバースを活用した事例をご紹介します。
Web3.0型時代に合わせたメタバースにおける新たな保険商品とは?
損害保険ジャパンとANA NEO社が提携し、メタバースにおける保険商品開発に関する市場性・事業性をはじめとする検証を行います。今後、メタバース空間内でのコンテンツに関する商取引やUX(ユーザーエクスペリエンス)に関連した保険が期待されます。メタバース空間での新たな仕組みづくりなど、近年注目のトピックです。
損害保険ジャパン株式会社と ANA NEO 株式会社が提携 -メタバースにおける Web3.0 型時代を見据えた保険会社への変革-
DX事例|ブロックチェーン
最後に、ブロックチェーンに関する最新の事例のご紹介です。
ブロックチェーン管理を意識せず簡単にアプリケーション作成が可能に
東芝デジタルソリューションズが開発した法人向け新サービス「DNCWARE Blockchain+」によって、企業はブロックチェーンネットワーク自体の管理・運用を意識せずに、より簡単なアプリケーション作成が可能になります。あらゆる領域で活用されつつあるブロックチェーンを簡単に利用できるのは、画期的なサービスとなるのではないでしょうか。
エンタープライズ向けブロックチェーン「DNCWARE Blockchain+」を提供開始 ~簡単にアプリケーションが作成できる、プライベートブロックチェーンを開発~
まとめ
今回は、DX・テクノロジー事例について、「DX×AI」、「DX×メタバース」、「DX×ブロックチェーン」に関するニュース(5/10~5/16)をご紹介しました。DXの取り組みは今後ますます加速していくことが予想されます。こちらのコーナーを通して、今後も皆様にいち早く情報をお届けできればと思います。