2022.10.11 DXテクノロジー事例|週刊DXニュース(2022年10月号No.1)
DX(デジタルトランスフォーメーション)事例をテクノロジー視点でご紹介する「週刊DXニュース」。今回は、「DX×AI」や「DX×メタバース」、「DX×NFT」をキーワードに、9/27~10/3に発表されたニュースをまとめてご紹介します。DX・テクノロジーのトレンドに関心がある方は、ぜひご一読ください。
2022年10月号No.1
目次
・DX事例|AI
- 空き家の解体費用と土地の売却価格のAI査定を横浜市が導入
- 凸版印刷が電子カルテデータ解析プロジェクトをヘルスケアコンサルティングと共同推進
・DX事例|メタバース
- NTTグループ、メタバースやXR領域の強化に向けて新会社を始動
・DX事例|NFT
- 企業やコンテンツホルダーによるユーザーへのNFT無料配布がより簡単に
- NFTを活用した酒蔵の新しいビジネスモデルとは?
DX事例|AI
DX×AI事例に関して、9/27~10/3に発表されたニュースを2点ご紹介します。
空き家の解体費用と土地の売却価格のAI査定を横浜市が導入
横浜市はクラッソーネ社と連携し、空き家の解体費用と土地の売却価格の概算額を無料で手軽に把握できるサービスを活用します。空き家の除却促進を目的としており、解体費用の見積もりがより簡単にできるようになります。AIを活用した自治体の施策に関心のある方は、必見の記事です。
空家等の除却促進に係る連携協定を締結 ~AIを活用した「横浜市版 すまいの終活ナビ」で解体費用と土地の売却価格の概算額を無料で算出できます!~
凸版印刷が電子カルテデータ解析プロジェクトをヘルスケアコンサルティングと共同推進
凸版印刷とヘルスケアコンサルティングが、医療ビッグデータ解析研究プロジェクトを共同推進します。近年、ビッグデータ化された電子カルテの活用は注目を浴びています。健康・医療分野において、ビッグデータの活用による課題解決は今後ますます期待される領域なのではないでしょうか。
凸版印刷とケアネットグループのHCC、医療ビッグデータ利活用事業で協業
DX事例|メタバース
ここからは、メタバースを活用した事例をご紹介します。
NTTグループ、メタバースやXR領域の強化に向けて新会社を始動
NTTドコモは、NTTグループのXR事業の更なる加速を目指し、新会社「NTTコノキュー」の事業開始を発表しました。コノキューは、リアル×バーチャルのXRをはじめ、メタバース関連のソリューションを提供します。メタバースの発展に伴い、NTTグループの追い風となるのか、今後も注目です。
報道発表資料 : XR事業を推進する新会社「株式会社NTTコノキュー」が事業を開始
DX事例|NFT
最後に、NFTに関する最新の事例のご紹介です。
企業やコンテンツホルダーによるユーザーへのNFT無料配布がより簡単に
LINEのブロックチェーン関連事業を行うLINE Xenesisが、LINEのNFTマーケットプレイスである「LINE NFT」において、NFTの無料配布機能を提供開始します。これにより、企業やコンテンツホルダーが、従来よりも簡単にユーザーへNFTを無料で配布することが可能となりました。この機能によって、NFTへの関心や触れる機会が多くなることが期待されます。
NFT総合マーケットプレイス「LINE NFT」、 NFT無料配布機能を10月より提供開始
NFTを活用した酒蔵の新しいビジネスモデルとは?
日本テクノロジーソリューションはNFTを活用し、酒の権利を付与した「デジタルラベル®」を先行予約で発行することにより、作り手が売れ行きを気にすることなく酒造りを行える仕組みを提供します。ユーザーは、酒が完成した後はいつでもリクエストすることができます。NFTを活用した酒蔵の新しいビジネスモデルとして、是非ご一読ください。
NFT※で蔵元渾身の酒を販売する「酒輪(しゅりん)」開始。デジタルラベル®※で先行販売する仕組み構築
まとめ
今回は、DX・テクノロジー事例について、「DX×AI」、「DX×メタバース」、「DX×NFT」に関するニュース(9/27~10/3)をご紹介しました。DXの取り組みは今後ますます加速していくことが予想されます。こちらのコーナーを通して、今後も皆様にいち早く情報をお届けできればと思います。