2022.08.08 DXテクノロジー事例|週刊DXニュース(2022年8月号No.2)
DX(デジタルトランスフォーメーション)事例をテクノロジー視点でご紹介する「週刊DXニュース」。今回は、「DX×AI」や「DX×NFT」、「DX×IoT」をキーワードに、7/26~8/1に発表されたニュースをまとめてご紹介します。DX・テクノロジーのトレンドに関心がある方は、ぜひご一読ください。
2022年8月号No.2
目次
・DX事例|AI
- プロ eスポーツ選手を複数の情報を組み合わせたマルチモーダルAIが分析
- フジパンにおけるAI検索サービスを活用した社内問い合わせ対応システムを2週間で構築
- ファミマ・ローソンの社用車に次世代AIドライブレコーダーサービスが搭載
・DX事例|NFT
- 三井住友海上、国内で初めてNFT盗難における保険を提供開始
・DX事例|IoT
- インテックが新たに提供する「課題解決特化型IoTサービス」とは?
DX事例|AI
DX×AI事例に関して、7/26~8/1に発表されたニュースを3点ご紹介します。
プロ eスポーツ選手を複数の情報を組み合わせたマルチモーダルAIが分析
PwCコンサルティングが、東京ヴェルディのeスポーツ部門の選手に対し、「視覚」「表情」「キー操作」「感情」「試合結果」「選手へのヒアリング」などの複数の情報を組み合わせた「マルチモーダルAI」を活用した分析に取り組みます。通常のスポーツのみならず、eスポーツ選手に対するAI分析は、パフォーマンス向上に貢献するのでしょうか。eスポーツ×テクノロジーの事例として注目のニュースです。
PwCコンサルティングと東京ヴェルディクラブeスポーツチーム、eスポーツプロ選手の熟練技能をAIで分析・技術検証するプロジェクトを実施
フジパンにおけるAI検索サービスを活用した社内問い合わせ対応システムを2週間で構築
JCBBホールディングスグループのCISは、独自のAI検索サービス「Arrow Search(アローサーチ)」を活用し、フジパングループの社内問い合わせ対応システムをわずか2週間で構築しました。これによりフジパンは、問い合わせ業務を約20%削減することに成功しました。AIサービスによる業務効率化の事例として、ぜひチェックしておきたい記事です。
フジパングループ本社 AI検索を活用し社内問い合わせ対応を効率化、CISのAI検索サービス「Arrow Search」を活用、2週間でシステム構築
ファミマ・ローソンの社用車に次世代AIドライブレコーダーサービスが搭載
ファミリーマートおよびローソンは、交通安全対策強化を目的に、社用車に「タクシーアプリGO」などを提供する Mobility Technologiesの次世代AIドラレコサービス「DRIVE CHART」を採用しました。「DRIVE CHART」は、アルコールチェッカーとのデータ連携機能も有しており、今後の酒気帯び確認のルール厳正化に対応することができます。より安全に社用車を運転するために、事業者にとって非常に有用なサービスなのではないでしょうか。
累計約4万台!次世代AIドラレコサービス『DRIVE CHART』 ローソンの社有車に導入 アルコールチェック連携も予定、車両管理DXを推進
累計約4万台!次世代AIドラレコサービス『DRIVE CHART』 ファミリーマートの社有車全台に導入 AIでリスク運転を可視化し、交通安全対策を強化
DX事例|NFT
ここからは、NFTを活用した事例をご紹介します。
三井住友海上、国内で初めてNFT盗難における保険を提供開始
三井住友海上火災保険は、HARTiが提供するNFTマーケットプレイスの出品者向けの専用保険を提供開始します。今回新たに提供される保険は、第三者の不正アクセスによるNFTアートの盗難に対し、出品者の損害が補償されます。NFT市場が活況になるにつれ、盗難などのトラブルも予測されるため、それに対する保険はニーズがあるのではないでしょうか。
DX事例|IoT
最後に、IoTに関する最新の事例のご紹介です。
インテックが新たに提供する「課題解決特化型IoTサービス」とは?
TISインテックグループのインテックは、製造業向け「課題解決特化型IoTサービス」を提供開始します。現場のリアルタイムデータの可視化、顧客のニーズに合わせた機能拡張、クラウドを活用したインフラ環境により、工場DXを推進します。スマートファクトリーや製造業におけるDXに関心のある方は、ぜひご一読ください。
インテック、製造業向け「課題解決特化型IoTサービス」を提供開始~作業工程や生産実績、設備稼働状況の可視化で工場DXを支援~
まとめ
今回は、DX・テクノロジー事例について、「DX×AI」、「DX×NFT」、「DX×IoT」に関するニュース(7/26~8/1)をご紹介しました。DXの取り組みは今後ますます加速していくことが予想されます。こちらのコーナーを通して、今後も皆様にいち早く情報をお届けできればと思います。