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2022.05.31 IBM、AWSと戦略的協業を締結。IBMのソフトウェア利用促進を目指す

5月19日、IBMは、Amazon Web Services, Inc.と戦略的協業契約(SCA)を締結し、IBMのソフトウェア・カタログをAWS上でSoftware-as-a-Service (SaaS)として、幅広く提供する予定であることを発表した。

IBM Cloud®上でIBMのソフトウェア製品がas-a-Service(aaS)として提供されていることを踏まえ、今回初のIBMとAWSの連携により、自動化、データとAI、セキュリティーおよびサステナビリティー機能にわたるIBMソフトウェアへの迅速かつ容易なアクセスがユーザーに提供される。また、両社は、ユーザーがAWS上でIBMのソフトウェアを利用しやすくするために、幅広い分野で共同投資を行う。これには、販売とマーケティングにおける統合されたGo-To-Market活動、チャネル・インセンティブ、開発者のイネーブルメント、石油・ガス、旅行・運輸などの主要な業種のソリューション開発が含まれる。

今後企業は、IBMソフトウェアの幅広いカタログを、AWS上のクラウドネイティブ・サービスとして実行できるようになり、ビジネス価値を提供するための迅速な立ち上げと実行が可能となる。これには、IBM API Connect ®、IBM Db2®、IBM Observability by Instana APM、IBM Maximo Application Suite、IBM Security ReaQta、IBM Security Trusteer、IBM Security Verify、およびIBM Watson Orchestrate ™が含まれ、その他の機能は今年後半に追加予定である。

例えば製造業のユーザーは、IBM Maximo Application Suiteを使用することで、AI駆動型の資産管理に対して、柔軟で需要に応じたのアプローチを取ることができる。これにより、設備をより効率的に監視および保守できるようになるほか、潜在的な機械故障を予測して障害が発生する前に修正できるようになる。これらのアプリケーションに拡張可能な消費モデルを活用することで、イノベーション、プロトタイピング、ツール、および生産に必要な資本を解放し、変化する市場のトレンドや生産需要に応じて使用量を容易に拡張していくことができる。

詳しくはこちらのプレスリリースをご覧ください。

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