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2021.11.09 日本IBM、川崎汽船とIoT機器やAIを活用し、作業品質の向上を目指した実証実験を実施

10月27日、日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は、川崎汽船株式会社(以下、川崎汽船)と荷役作業の安全管理強化による作業品質の向上を目的とした実証実験を実施したことを発表した。

本実証では、IoT機器やAIを活用し、主に以下の3つのデータや情報の収集し、データ分析基盤としてIBM Cloudによる分析を行った。

・自動車船内における車両走行の情報
・車両や作業員の位置情報
・作業員のバイタル情報

具体的には、荷役会社の協力の下、船内にビーコン(位置情報センサー)、状況監視カメラ、スピード計測機器を設置することによってデータを集めた。また、AIによる画像認識技術を活用することで、カメラ映像から自動車と作業員を分別し、接近状況が分かるようにした。また、ウェアラブルデバイスから心拍データを取得し、解析することで、作業員のストレス傾向の把握を行った。このような多様かつ複雑なデータを分析し、船内でのスピード違反やヒヤリハットの発生件数、発生状況を可視化することで、安全管理強化による作業品質の向上を図ることをめざす。

詳しくはこちらのプレスリリースをご覧ください。

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