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2021.06.16 日本IBM、東大医科研と新型コロナウイルスのゲノム情報から変異状況や感染経路を可視化するシステムを開発・運用

6月8日、日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は、東京大学医科学研究所(以下、東大医科研)附属ヒトゲノム解析センターと、新型コロナウイルスの変異状況のモニタリングやウイルスの感染経路の把握ができるシステム「HGC SARS-CoV-2 Variant Browser」を開発し、運用開始を発表した。世界中の170万人以上の感染者の新型コロナウイルスのゲノム配列を活用して、本システムをスーパーコンピュータSHIROKANE上で運用を行う。

今回、日本IBMと東大医科研附属ヒトゲノム解析センターは、国外からの新型コロナウイルスの流入時期や国内の感染経路を把握するための新機能を協力して実装した。さらに、東大医科研附属ヒトゲノム解析センターは、「HGC SARS-CoV-2 Variant Browser」の活用によって、以下のようなウイルスゲノム解析および変異株モニタリングを可能にする。

▪海外からの流入時期ならびに感染経路推定
▪新型コロナウイルスの変異状況の把握
▪新型コロナウイルスのゲノムの国内登録状況・動向

日本IBMは今回の取り組みを通じて、変異株の出現などの課題への対応を推し進める。さらに、より迅速に懸念される変異を捉えるために、様々な団体や地方自治体などとも協力してゲノムデータ活用ができる体制を整えていく方針である。

詳しくはこちらのプレスリリースをご覧ください。

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