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2020.11.13 アクセンチュア、東京女子医大と腎移植のAI活用に向け共同研究を開始

11月5日、アクセンチュア株式会社(以下、アクセンチュア)は、学校法人東京女子医科大学(以下、東京女子医大)と、腎移植治療におけるAI活用の可能性を共同研究するとを発表した。AIを活用することで、ドナーと腎臓移植希望者の移植前後の観察検査項目データから拒絶反応や副作用を予測し、より効果的な治療の実現をめざす。

日本は、人口100万人当たりの透析患者数が世界2位で、腎移植を必要とする患者が多く存在する。昨今の腎移植は、ドナー選択時の適合診断や免疫抑制剤による拒絶反応制御により、移植腎の生着期間は年々改善している。一方、現行の治療では制御困難な免疫反応による慢性拒絶反応や、免疫制剤を長期間使用することによって生じる副作用で、移植患者のQOL低下がみられる。

そこで、幅広い業界においてAIの導入・課題解決を行うアクセンチュアと、腎移植治療において豊富な臨床例をもつ東京女子医大が協働し、観察結果からの早期の慢性拒絶反応や、副作用の予見、有効性の高い治療法の選択においてAIの活用を検討する。

今回の共同研究では、過去に東京女子医大で腎移植手術を受けた患者とそのドナーの基本情報、投与した薬剤、検査項目や経過観察結果などのデータを分析する。

なお、この共同研究の結果は2021年中に学会で発表する方針だ。

詳しくはこちらのプレスリリースをご覧ください。

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