経営共創基盤、湘南モノレール株式取得か | コンサル業界ニュース

コンサル業界ニュース

ホーム > 経営共創基盤、湘南モノレール株式取得か?新聞各社が報じる。

2015.05.13 経営共創基盤、湘南モノレール株式取得か?新聞各社が報じる。

5月12日、朝日新聞、産経新聞などの各メディアは、経営共創基盤が三菱重工業など三菱グループ3社から神奈川県鎌倉市と藤沢市江の島を結ぶ「湘南モノレール」の株式を取得するする方針を固めたと報じた。

経営共創基盤は100%子会社である「みちのりホールディングス」を通じて、地方交通企業の経営に参画をしている。みちのりホールディングスの傘下で、福島交通、茨城交通、岩手県北自動車、関東自動車、会津乗合自動車などの地方交通企業を経営。いずれも100%出資しており、みちのりホールディングスの代表取締役は、経営共創基盤の代表取締役マネージングディレクターでもある松本順氏が勤め、取締役には経営共創基盤のCEOである冨山和彦氏が名を連ねる。

湘南モノレールの株式は三菱重工が55%、三菱電機は18%、三菱商事が18%をそれぞれ保有しているとのこと。JR東海道線と接続する大船駅と湘南江の島駅の6・6キロを結び、1970年に運行を開始していた。

朝日新聞の記事によると経営共創基盤は「従業員を維持しつつ、グループ内で連携して誘客を図ったり、車両や関連機器をまとめて購入したりして、立て直しを進めているということだ。同社は、湘南モノレールもグループに取り込み、活性化を図る考えとしている」とのことだ。ただ、産経新聞は三菱重工の広報部門の話として「いろいろと検討しているが、正式に決まったものはない」とコメントしていると伝えている。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

産経新聞:http://www.sankei.com/economy/news/150512/ecn1505120043-n1.html
朝日新聞:http://www.asahi.com/articles/ASH5C64FFH5CULFA03P.html

コンサル業界ニュースメールマガジン登録


 

Related article

Pickup

Feature

マッキンゼー出身の原聖吾氏が設立した医療系スタートアップが11億円の資金調達

マッキンゼー出身の起業家 原 聖吾 氏が2015年に起業した医療系スタートアップ「株式会社情報医療」(※以下「MICIN」)が、2018年4月末までに三菱商事株式会社など4社から11億円を調達したことを発表した。

2018.05.15

~INTERVIEW~A.T.カーニー石田真康が歩む戦略コンサルタントと宇宙ビジネス活動という2つの世界

宇宙ビジネスに取り組むきっかけ。それは、30歳を手前に病に倒れた時、少年時代に抱いた宇宙への憧れを思い返したことだった。石田氏は戦略コンサルタントとして活動しながらどのように宇宙ビジネスに取り組んでいるのか語ってもらった。

2018.01.10

~INTERVIEW~ 経営共創基盤の10年【第4回】コンサル業界の枠を超えたプロフェッショナルファームの実像

経営共創基盤(IGPI)の代表的な実績の一つが、東日本の地方公共交通など8社を傘下に持つ「みちのりホールディングス」への出資と運営だ。経営難の地方公共交通事業を再建しローカル経済にも貢献している意味でも高い評価を得ている事業。なぜ右肩下がりが続く構造不況業種の地方公共交通に出資したのか、どのように事業再生の成功にまでに至ったのか。みちのりホールディングス代表取締役の松本順氏(経営共創基盤・取締役マネージングディレクター)に聞いた。

2017.11.22


ページの先頭へ